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中国EC主要プラットフォーム


2023/05/16

REPORT

皆様、こんにちは!

前回は、連休期間中のDouyin(TikTok中国版、以下Douyin)の売り上げランキングを紹介いたしました。

多くの読者の皆様から「DouyinにEC機能があるのか」、「ショートムービーだけだと認識していた」との反響をいただきました。

実はDouyinは、以下紹介する中国のECプラットフォームTOP4と並び知名度があります。近年急成長を遂げており、年々存在感を強めてるプラットフォームの一つです。

今回は、中国知名度TOP5のECサイトを紹介してまいります。

まず、ECサイトの市場シェアの全体像を共有します。

出典:中国ECプラットフォーム市場シェアの比率(起点伝媒https://www.qdcm.net/24155.html)より作成

アリババ系列のタオバオ・T-mallが半数以上、続いてJD.com、ピンドゥオドゥオ、蘇寧がランクインしています。蘇寧は家電に特化したECサイトであるため、今回は紹介を省略させていただきます。

■①タオバオ(淘宝)

中国ECマーケットシェア率60%近くを占めるタオバオ。中国IT最大手アリババグループによって設立されました。日本でいうAmazonや楽天のような、総合オンラインモールです。

■②T-mall(天猫)

T-mallもアリババ傘下のプラットフォームで、独自のサイト、アプリもありますが、タオバオからアクセスすることも可能です。

企業のみ出店が可能で、偽造品が少ないことで有名です。外国企業の場合は、審査が比較的通りやすいT-mallもしくはT-mall国際で出店するのが一般的です。

■③JD.com(京东电城)

JD.com(京東电城)はタオバオに次ぐシェア率を誇るECプラットフォーム。WeChat(中国版LINE、ユーザー数9.8億人)を運営するテンセントグループの傘下です。

タオバオとは異なり、オンライン・オフライン融合型で進出してきました。

総合オンラインモールでありながら、デジタル家電の売り上げが多いのが特徴的です。

■④ピンドゥオドゥオ (拼多多)

ピンドゥオドゥオは、JD.comに並ぶ、中国で第3位のシェア率を誇るECプラットフォームです。上記二つのプラットフォームと異なり、共同購買することで、売り手、買い手双方がお得に購入できる点が特徴です。ユーザーは3、4級都市在住者、中所得者が中心です。

■⑤Douyin(抖音)

Douyinは日本ではショートムービーのイメージが強いかもしれません。しかし中国国内、海外を合わせたシェア率は既に30%超え、ユーザー数はfacebookより多いです。

2022年には、東南アジア流通取引総額は44億ドル(約5900億円)に達したとも報道されています。

ショートムービーから直接購入が可能なため、販売促進にも最適なプラットフォームです。既に中国ECプラットフォームの主流となりつつあり、今後も目が離せないのは間違いないでしょう。

最後に

6月18日には、中国では独身の日(11月11日)に次ぐ一大ECセールが行われます。

中国越境ECでは使用する媒体、提携するソーシャルバイヤーによって効果に大きな差が生まれますが、このような「セールイベントにどう参画するか」も成功のカギとなります。来月のレポートでは、各プラットフォームの特長について説明する予定ですので、ぜひご期待ください。

船井総研ロジでは、バイヤー連盟と協力しソーシャルバイヤーを紹介するサービスも行っております。中国越境ECに挑戦してみたい、興味があるという方はお気軽にお問い合わせください。

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